ネウロはシックスの乗るステルス機の上に降り立った。
「絶対に逃げ場の無い高度三千メートル
ここを・・・貴様の墓場としよう」
中指を立て、挑発するネウロ。シックスは機内のモニターに映るネウロを見据えます。
場面はかわり、森の中に立つ弥子。弥子はネウロとの会話を回想します。
ネウロは、魔界から持って来た魔力電池(△の髪飾り)を全て使ったにも関わらず、身体の傷がほとんど治らない事を背後に立つ弥子に告げます。
「つまりこれは・・・ 、我が輩が地上での活動を継続させる事そのものが・・・困難になった事を意味している。
だが、それでも今。 今、奴に止めを刺さなくてはならない」
と言い、ネウロは今を逃したら打つ手が無いと断言する。
「だから今、断ち切らねばならないのだ。
我が輩の食料源の確保のために」
すると、今まではシックスの行った方向を見据えていたネウロは弥子を振り返ります。
「我が輩のためによく働いた、人間共
あとは我が輩が・・・
貴様等の「病気(シック)を治してやる」
そう言い残し、ネウロは弥子の元からシックスの向かった方向へと飛び立って行った。
ネウロの背を見送る弥子は
(・・・ネウロ。
ここから先はもう一切、私に出来る事は無い。 ネウロにしか届かない領域だ)
この時の弥子の表情はたまりませんよ!自分に出来る事が無く、ただネウロを心配に思う弥子。
ここで、倒れていたサイが目を覚まします。
木の奥から出てきた吾代はサイの様子を伺うが、弥子は吾代にもうサイは助からないのだと首を振ります。
サイは、最後まで上から目線だったネウロを倒すことが出来なかった事を悔やみます。
しかも、ネウロだけでなく弥子に自分の正体を気付かされた事に対しても不服そうにします。
そして、サイは弥子に自分にとって如何に足りないモノを補い合っていたアイの事を語ります。
それに対して同情する弥子の表情にサイは拍子抜けします。
「あれ?泣かないの? 泣き所なのに」
と。
弥子を最後に泣かせようとしたサイでしたが、弥子はネウロともうメソメソ泣かないと約束した事を告げます。
ここで弥子に負けるという事はネウロに負けるって事だと思ったサイは、悔しいから最後に何がなんでも弥子を泣かせる事にした。
サイが最後になった存在は、イレブンの時に見た弥子の記憶にあったある人物だった。
「・・・ずるい。ずるいよこんなの、・・・そのものじゃん」
涙を流す弥子。
「弥子ちゃん」
―――笹塚だった。
笹塚として弥子に語るサイ。
弥子が笹塚に泣きつくと、うつ向く弥子の上でサイに戻った。
もうサイには変身する力さえ尽きてしまったのだ。
弥子を最後に泣かせた事に、最後の顔をそう使ったことに満足したサイは
・・・絶命した。
(これが・・・、これが・・・「俺」だ・・・)
場面はネウロとシックスに。
機内から出たシックスは、ネウロと向かい合う。 ネウロはシックスを見据え、言います。
「たった一人で生態系を大きく狂わす。それは未来を作れない歪な進化だ。
だからここで・・・
貴様の進化を止めてやる」
そして、最終決戦がいま始まる!
で、次回へ続きマス!
次回に弥子は出てくるのか!?(出て来なそうな気がするもので、内容的に)
果たして、あと何回で終わってしまうのか!?(まさか切りの良い200話!?やだよ~! 泣)
最終回はアンケートで是非とも1位でジャンプの一番始めにネウロがきて欲しい!!!
皆さん!アンケートでネウロを投票しましょう!!!
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