忍者ブログ
プロフィール
HN:
香陽
性別:
女性
職業:
専門学生
自己紹介:
どうも最終回を終えた作品にハマってしまう習性を持っているのか、「おじゃ魔女どれみ」見てます。
好きなアニメは色々あるのですが、小野主上の「十二国記」「ゴースト・ハント」や「彩雲国物語」、「魔人探偵脳噛ネウロ」、「獣の奏者 エリン」など、原作のある作品はアニメと原作で両方楽しめるので好きですね。
そして、好きな作品の二次創作サイトを巡るのも大好きです。
✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦
当サイトはリンクフリーの
ジャンル不定の二次イラスト、小説サイトです。

sitename: Hot milk
master:香陽
url:http://hotnamilk.blog.shinobi.jp/
バナーはお持ち帰りでどうぞ↑↑↑
           (一番上のヤツです)
✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦✧✦
カウンター
ado
メールフォーム
 
アンケート
文字書いたり(ほぼ本の感想ですね)、駄文・イラスト描いたりしてます。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



昨日書いたゼロフィリ小説で、ゼロスが「・・・・まったく、なんなんでしょうねえ?」って言うトコを描いてみました。照れたゼロスを描くのが好きなので、描いてて楽しかった~♪
PR




 * 誕生日 *




 買い物から帰ってきたフィリアを迎えたのは、フィリアの予想を裏切る者だった。

「お久しぶりです。フィリアさん」

 この家の住人、ヴァルたちではなくゼロスだったのだ。

 驚きはしたものの、これはもう慣れである。

 今までにも何かと理由を付けてはフィリアの元にゼロスは訪れていたからだ。

「アナタまた来たの」

「そりゃあ、フィリアさんがちゃんと生きているかどうか、心配ですからね」

「・・・・あぁ、そうですか」

 呆れ顔で答えながらゼロスを見ると、「あっ」と声に出しそうになってしまった。

 ゼロスは名に食わぬ顔をしてテーブルに肘をのせ、腰掛けている椅子は、フィリアがいつも使っているものなのだ。

 今までは単にそこに腰掛けているのだと思っていたのだが、よくよく考えてみると、毎度ゼロスはフィリアの椅子に腰掛けているのだ。

 気づいてしまって、なんだか恥ずかしくなってしまう。それを隠すように、買ったものをしまうことにした。

「おや、今日はずいぶんと買ったんですね」

 いつの間にか隣にいたゼロスが買い物袋をのぞいてきたので、なんだか焦ってしまう。

「そ、そんなに買ってはいないわ。これほとんどもらったのよ」

「こんなにですか、・・・・もしやフィリアさん脅したんじゃ・・・」

「そんな訳あるわけないでしょう!まったく。これはもうすぐ私の誕生日だからって皆さんにいただいたんです」

 そこでゼロスは「え、」とぼーぜんとした。どうやら予想外のことだったようだ。

「なによその顔」

「いえ、・・・ただ誕生日なんてものがあることをすっかり忘れていたもので」

 誕生日を忘れていた?と疑問に思い、ゼロスの生きてきた長さを思い出し納得した。

「もうおじいさんのゼロスだもの。忘れていたって不思議じゃないわ」

「おじ・・・!?」

 反論するゼロスを無視して聞いてみた。

「ゼロスの誕生日はいつなの?」

 誕生日を聞かれたことがあまりないのか、というよりは無いのかもしれない。ゼロスはなんとも言えない不思議な顔をしている。

「どうしてそんなことを聞くんですか?」

「そんなことではありません!誕生日というのはその名の通り、生をうけて誕生した日であってですね・・・・で、ゼロスはいつ生まれたんですか?」

 やはりなんともいえない顔をしていた。

「覚えていませんね。魔族はあまり年とか気にしませんし。第一、魔族が生命の誕生した日をお祝いなんてすると思いますか?魔族は滅ぼすことしか考えてませんよ」

「そうなんですか・・・」

 フィリアさんが悲しむことじゃないですよ。と笑うぜロスを見て、フィリアはあることを思いついた。

「そうよ!なら今日をゼロスの誕生日ってことにしましょう。あ、これはもう決定されたことなので、なしにはできませんからね」

 いきなり何を、という調子で見ていたぜロスだが、

「お茶の準備をするから座ってて」

 フィリアにそう、普段見せてもらえない笑顔で言われてしまえば、ゼロスに断ることはできないのだ。

 言われたとおり、椅子に座ってフィリアを待つ。

 普段待たされるのは嫌いだが、こういうのなら待つということもなんだか心地よく感じてしまうゼロス。

 この心地よさを、ゼロスにやすらぎ与えてくれるのはフィリアなのだ。

 だから、何を言われようが会いに来てしまうのだ。

 フィリアにだけなら振り回されてもいい、どこかでそう考えている自身をゼロスは信じられない。

 なぜ魔族の自分がこんなことを思ってしまうのか。

 そう思うときりが無いが、もうすぐきっと笑顔でお茶を運んでくるフィリアを想像したら今まで頭を巡らせていた疑問も頭のどこかへ行ってしまった。

 そんな自分に戸惑いながらも、ふっ、と口に笑みがこぼれそうになり、口を結んだ。

「・・・・まったく、なんなんでしょうねえ?」

 つぶやくとちょうどフィリアがお茶を運んできた。

 フィリアの顔を見上げると、そこには先ほど思い描いた情景があった。

 いつからだろう、フィリアの反応が容易に予測できるようになったのは。

 いつからだろう、フィリアの笑顔を見たいと思うようになったのは。

 いつからだろう・・・・・こんなにも、彼女を想う気持ちが自分の中に存在するようになったのは。

「ちょっとゼロス、なに人の顔見てぼーっとしているんですか」

「え・・・いえ、なんでもありませんよ。では、いただきます」

 カップを口に付けたところでフィリアと目が合った。

「ゼロス、お誕生日おめでとう」

 祝われることがこんなにも良いものだとは思っても見なかった。

「ありがとうございます」

 ありがとうとは、こういう時に使うのかと初めて実感した。

 ゼロスは、今まで長く存在してきたが、まさか今になって初めての経験をするとは思っていなかった。

「フィリアさんの誕生日はいつなんですか?」

「もうすぐよ」

「・・・あのですね」

 ゼロスはフィリアに問いかける。

 ・・・・そう、ゼロスは初めて心からの感謝を込めて、お礼をしようとしているのだから。








*** どーでしたでしょうか。久々のゼロフィリです。
原作にフィリアが出てたらなぁ~と読み返していて、ついつい思ってしまう香陽でした。

本屋で「オトメン」の表紙につられて別冊花とゆめを立ち読みしてたら「心霊探偵 八雲」が漫画化してたよ!知らなかった・・・。結構、原作の本が分厚いので、なんとなく気になってたけど読んだことなかったのですが、つい買ってしまいました。・・・まだテスト前なんですけどね、あはは(苦笑)
テスト前だからか、一日で6冊とりあえずまとめ買いして読んじゃいました。いや~、テスト前って怖いわ。普段私は朝5:30には起きて学校に行く支度とか始めるので夜は9時には布団に入って漫画やら何やらを軽く読みながら半には寝てしまうのですが、朝5:00くらいまで起きて読んでしまいましたよ。その日の授業はテスト前最後だっていうのに所々寝ちゃったな~。まぁ、読んでて楽しかったからいいんだけども。
八雲は、神永 学さまというおそらく男の方が書いていらっしゃると思うので、ただの心霊事件を解決する系だと思っていたのですが、少女マンガの花とゆめで連載するだけに、ちゃんと晴香というヒロインが登場していたので、主人公の八雲との関係がどう進展してゆくのかを楽しみにしながら読むことができてとてもいい感じの作品でした。番外編の「絆」っていうのも発売されたばかりなので、今度はそれを読んでみようかと思います。
今、出ている本編は6冊で、その6冊でなんだかちょうど一区切りって感じだったので、ちょうどいい所で買ったな~と思っています。
次の巻がいつ出るのかは分からないけれど、次ではああいう終わりをして、二人の距離は縮んだとは思うけれど、やはり恋人にいきなりなっている訳ではもちろんないと思うので、以前よりの晴香と八雲が親しげならいいなと思います。てか、八雲は6巻で晴香のことを始めて晴香と呼んだわけですが、次巻では晴香と普通に呼んでいるのでしょうか?やはり、見せ場にだけ呼んだりするのかな・・・? あと、また八雲が晴香の部屋に行ったりする場面がないのかしら!? と、想像・・いや、妄想だな。寝る前とかに妄想しちゃってます。
八雲は照れ屋さんみたいなので、ふと晴香の部屋に行ったときに至近距離で目が合ったらどういう反応をするのかとか妄想するのですが、まだ本編ではそういう展開に一度もないから八雲の反応が思い浮かばないので、そういう場面とか書いてくださらないかな・・・。
正直、ゴーストハントみたいとかではないのですが、そういう系を読みたいだとか、求めている方いたら、読んでみたらハマるのでは?と思います。私は十二国記みたいなのを求めていたところ、妹に彩雲国物語を進められ、ハマリました。十二国記系というか、国の話とか色々と好きなので他の作品で心を満たしていくうちに、買う本はどんどんと増え、今では毎月一体何冊かってるのやら・・・・。友達はウチにくるとかならずどの子も「漫画喫茶みたい」と言い残してゆくくらいなので、普通の人よりは多く本を持ってるようです。(漫画喫茶行った事ないからよく分からないけれど)
更新が一週間ぶりとなってしまいました。
学校が週6日あるので、やっと日曜日だ~って感じです。やはり人間は連休がないと疲れてしまいますね。
テストまであと一週間ちょっとあるのですが、覚えることのあり過ぎで二週間前から始めたのにテストまでに覚えきれるのかな・・・悲しくなってきました。
高校のときは前日の夜に「ココは30点分必ず出るぞ」っというトコだけをちょこっとやってただけなので、その時に比べたらかなり今回のテストは頑張っているなと思うのですが、これで結果が出なかったらショックですね(泣)

ゴーストハント10巻また発売延期・・・・。ホント楽しみにしてたのになぁ~、また絵が変わってしまっているかな?とかも、ね。私の一番好きな絵の頃は表紙と裏表紙が全員黒服の時と白服を身にまとったたしか5,6巻くらいですかね。やっぱり絵は変わってしまうものですよね。
発売日のはずだった25日はゴーストハントを読めなかった気を紛らわすために(本当は論文を書かなきゃいけなかったんだけどね・・・)、久々に『山田太郎ものがたり』を読み返してしまいましたよ。Asukaコミックだったかな、森永あいサマが描かれた漫画なんです。全14巻で、三年ぐらい前に古本屋で手に入れました。
主人公よりも、その妹と親友の6巻から始まる高校生と小学生という年の差の恋の始まりというか、なんというか。その二人の関係が私は大好きですね。その二人の関係には人気があったのか、最終巻には二人が許婚になってから8年後の話というサイド・ストーリー、「よし子と託也の××編」は楽しいです。

結構前に、どこかのサイト・・・・『ドラゴンボールGT』のトランクス×パンのサイトを探し、巡っていた時に、その二人みたいな関係の漫画があるとかなんかで、『山田太郎ものがたり』を知って集めました。トラパンも結構な年の差があるので、私は年の差もなかなかスキみたいですね。ちなみに、再放送をしていたのを見て、トラパンを全部見たいがために、BOXを買ってしまいました。・・・そんなこともあったな~。



「UNIVERSAL★GREEN」のサイトは、 守門芳野様が管理なさる読みごたえある素敵な小説がたくさんあるサイトです。なかでも、GHの安原と真砂子のお話は必見ですので、ぜひぜひ行ってみて下さい。
 ちなみに、私はそのサイトで始めて安原×真砂子というCPを知って、ハマってしまいました。↑の絵を描きたくなったのは、もちろん二人のお話読んだからです。
あー、早く漫画でないかな~・・・。
 

<< 次のページ   前のページ >>
[11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18]
phot by Anghel * icon by ひまわりの小部屋
designed by Himawari-you忍者ブログ [PR]