「テメエの先輩とかいうオンナな
ありゃ、意外とやるもんあなァ・・・」
「へえ、珍しいわね
バルレルが他人のことをほめるなんて」
「しかたねェだろうが
あれだけの軍勢に囲まれてるってのによ
ああも見事なタンカを見せつけられちゃ オンナだってバカにもできやしねェ・・・」
「ミモザ先輩はあれでもメイトルパの召喚師としては、幹部クラスの使い手だもの
ギブソン先輩もそうよ
あたしと同じサプレスの術の使い手だけどあたしには扱えないような強力な天使や悪魔を制御できるのよ」
「あーあ、そういうスゲエ召喚師に誓約されたんなら、オレもあきらめがつくのに
よりによって、テメエみたいなヘナチョコの護衛とはなァ・・・?」
「悪かったわね! ヘナチョコで・・・」
「ケッ、悔しかったらもっとウデを磨けよな
テメエが、それなりに使える召喚師になればオレもそれなりに服従してやらァ?
ま、テメエにゃ無理だろうけどよ・・・」
「よーし、その言葉忘れないでね!?」
――いまに見てなさい
バルレルめ
ぐうの音も出なくしてやるんだから
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