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香陽
性別:
女性
職業:
専門学生
自己紹介:
どうも最終回を終えた作品にハマってしまう習性を持っているのか、「おじゃ魔女どれみ」見てます。
好きなアニメは色々あるのですが、小野主上の「十二国記」「ゴースト・ハント」や「彩雲国物語」、「魔人探偵脳噛ネウロ」、「獣の奏者 エリン」など、原作のある作品はアニメと原作で両方楽しめるので好きですね。
そして、好きな作品の二次創作サイトを巡るのも大好きです。
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当サイトはリンクフリーの
ジャンル不定の二次イラスト、小説サイトです。

sitename: Hot milk
master:香陽
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日が暮れた頃、金波宮の外れに主人の王気を感じ、景麒は気配を追って歩を進めた。

王気を感じた場所は、金波宮でも本当に外れで滅多に人の来ることのない、小さな庭だった。


そこに、陽子はいた。





「主上、そんな所に居ては冷えますよ」

「来たか、景麒」

「・・・?」

まるで、待ち構えていたかの様な陽子に戸惑いながらも、景麒は主人の側に行った。
陽子は景麒を見上げ、笑った。

「今日はな景麒、あちらの世界ではバレンタインという日なんだ」

「バ、バレンタイン・・・ですか?」

「そうだ。バレンタインというのはな、・・・日頃の感謝を込めて、とてもお世話になった人にチョコレートっていうお菓子をあげる日なんだ」

そう言うと、陽子は袖から四角い箱を取り出した。
飾りの着いたそれは、景麒には嗅いだことの無い甘い香りがした。

「これを、受け取ってくれるか?」

少し恥ずかしそうに、飾りの付いた箱をを差し出してくる陽子に、景麒は微笑み、受け取った。

「ありがたく頂戴いたします。
・・・では、私も主上に差し上げたいのですが、あちらでは何をお返しするのですか?」

予想外の質問に、陽子は驚いた。

「よく、気付いたな・・・。
あちらでは、今日からちょうど一月後にお返しに飴とかお菓子をあげるんだ」

「お菓子ですか、なるほど、ありがとうございます。
では一月後、お返しさせていただきます」

まさか、ホワイトデーにお返しを貰えるとは思っていなかった陽子は、驚きと嬉しさもあったが、それよりも、なんだかくすぐったい気持ちになった。

「そうか、ではお返しを期待・・・しているぞ?」

陽子は悪戯っぽい笑みを向けた。
それに景麒は戸惑いつつも、少し困ったように笑った。






☆★☆★☆★☆
今日はバレンタインというコトで、バレンタインネタで。
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