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香陽
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専門学生
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どうも最終回を終えた作品にハマってしまう習性を持っているのか、「おじゃ魔女どれみ」見てます。
好きなアニメは色々あるのですが、小野主上の「十二国記」「ゴースト・ハント」や「彩雲国物語」、「魔人探偵脳噛ネウロ」、「獣の奏者 エリン」など、原作のある作品はアニメと原作で両方楽しめるので好きですね。
そして、好きな作品の二次創作サイトを巡るのも大好きです。
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当サイトはリンクフリーの
ジャンル不定の二次イラスト、小説サイトです。

sitename: Hot milk
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文字書いたり(ほぼ本の感想ですね)、駄文・イラスト描いたりしてます。
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「気にくわねェなあの黒い鎧の連中
一方的に斬りまくりやがって・・・」

「ええ、そうよね
なにも病人まで襲う必要はないのに」

「ケッ!俺が言ってるのはそんなことじゃねェよ
あれだけ人を殺したくせに、奴ら、感情をちっとも乱さねえ」

「たしかに、あいつらの落ち着きぶりは不気味だったわね・・・」

「感情を露わにするのがニンゲンだろうが?
あれじゃ人形だぜ
ったく、本当に鎧の中身は入ってんのかよ」




――人形か・・・


だから、あんなことができたのかも知れない



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「獣の奏者Ⅱ 王獣編」読みました!
いや~、泣きました。
妹はそこまで泣かなかったそうなのですが、私にはとってもツボだったのか、泣きに泣いてしまいました。
なんと言ってもラストの数ページが「えっ、まさか!?・・・まさかそういう終わりじゃないよね!??」って感じで読み進めていました。

ここからはネタバレなので、ネタバレが大丈夫な方のみ、お読み下さい↓↓






ラスト、エリンが死んでしまうのかと思いました。母と同じように死んでしまうのかと。
読み終わってみると、そう思わせるように上橋さんは書いたんだと分かったのですが、初めて読む側にしてはハラハラで、うまくやられました。
でも、そのおかげでラストのエリンが死を確信したが、生きたい!!ってトコで、まさかリランが再び舞い戻って来るとは思いもしませんでした!!!
獣と人間の間には、どうしてもおかなければならない壁があるのだと、ずっとそれを否定し続けていたエリンはついに理解し、音無し笛を首に下げるようになっていました。
だからラストでエリンが決死の覚悟でリランを行かせ、闘蛇が大勢いる中でリランは冷静でいられないのは理解していたのだから、もうリランが戻って来て、戦蛇の軍勢の中からエリンを救い出して大空を羽ばたいた、なんてことがあるとは予想できず、涙がとまりませんでした。(その後、しばらく涙がとまらなかったあげく、2時間眠れなかったりなんかして、今日は授業を寝てしまいました)
エリンもリランが自分を救うなんてことは頭に浮かぶはずがなかったので、エリンは今までずっとリランが大好きで大好きで仕方のなかった気持ちを、獣と人間の壁があるのだと自分に言い聞かせ、リランへの気持ちを心の奥にしまっていたのですが、リランが自分を救ったのことで、リランへの思いが堰を切ったようにあふれだしたってトコロがまた泣かせるんです!
それで、エリンはリランに救われたこれからの一生を、リランたち獣に語りかけつづけようって感じで終わるのです。
読み終わり、とても感動しました。
こんな、とっても良い作品に出会えて幸せです。
「精霊の守り人」も良かったのですが超える作品だったと、私は思いました。

原作だと、人間関係よりもリランを中心に回っていて、同じ学友との触れ合いについてはほとんど触れられていなかったので、アニメではそこら辺を期待したいです。
ちなみに、アニメの宣伝みたいな番組で「エリンは誰とくっつくのか!?」みたいなのがあったと以前書いたのですが、原作でははっきりと「好き」だとエリン自身が口にしたりはしませんでした。
心の中でも私は誰々が好きなんだ・・・!?みたいな感じも全くありませんでした。
だからといって、エリンに好きな人が居ないわけでもありませんでした、イアルです。
イアルもエリンを好きなのであろうことは分かりましたが、良い感じのシーンは一切ありませんでした。
そこが、アニメの宣伝で誰とだろう??って楽しみにしつつ読んだので、そこは肩透かしをくらってしまいました。
なので、ほんっとーにアニメでは「エリンは誰と!?」みたいなのを言って宣伝した訳ですから、そういう期待をさせた責任はとってもらいたいです。
だから、是非アニメではイアル×エリンな感じのシーンをちゃんとたっぷりとお願いします!!!
妹と二人で、読み終わった後にその本について語り合ったりするのですが、一番盛り上がったのが「イアル、カッコ良過ぎる!!」でした。
クールで、とってもカッコイ!!!そう思っていたイアルがエリンと想い合っている感があったときは喜んだのだけれど、結局は恋って感じではなさ過ぎたところが、作品としてはそれでまとまっていて良かったのだというのは分かるのですが、そこがなんとも言えぬ残念さを残しました。

「獣の奏者Ⅱ」な訳ですから、上下ではないですよね!??きっと「獣の奏者Ⅲ」も出るんじゃないのかな!??とか期待したいです。
・・・・でも、あとがきからして続きないだろうな(泣)
是非是非続編を読みたいです。そんでもって、イアル×エリンをお願いします!!!
ゲーム「サモンナイト2」を今プレイしてるので、その夜会話をこれからしばらくUPしていきたいと思います。
ちなみに、昔PS2のでいっぱいプレイしてたのですが、DSでも出たのでつい買ってしまいました。
とりあえず、一周目は大好きなバルレル×トリスでやっていこうと思います。




「おい、ニンゲン
どうして野盗の連中を殺っちまわなかったんだよ?」

「相変わらず乱暴ね
すすんで殺す必要はないのよ」

「けッ、なァに甘いコト言ってやがる・・・
戦いってもんはなァ
殺すか殺されるかってもんなんだ!わかってんのか!?」

「サプレスではそうだったんだね?」

「おうよッ!
降参した次の瞬間にいきなり不意打ちするヤツだっているんだ
敵には確実にトドメをさすのが・・・」

「バルレル」

「あァ?」

「心配してくれたの? あたしのこと・・・」

「なッ!?な、な、んなワケねえだろうがッ!?
なんでオレがニンゲンごときに・・・」

「まるっきり忠告だよ、いまの」

「思いあがるなよな! ニンゲン!!
テメエに死なれてはぐれにされちまうと困るってだけだッ
いいか!?それだけのことなんだからなッ」

「はいはい」



――けっこう、かわいいとこあるじゃない

きをつけなきゃね

はぐれにしない為にも



fimg_1233474381.png


















「・・・・・・行ったのか」


突然背後から声をかけられ・・・・・
ってトコを意識しつつ描いたつもりだったのですが、あんまり突然って感じじゃなくなってしまいましたね(笑)

「天を支える者 空に響く緑の鈴音」のラストら辺のガスナルの場面です。

やっと今日読めました。
予想道理、二人の距離には全然進展が得られませんでした。
けど、二人の距離には変わりが見られなくても、ガスカールがナルレイシアを以前よりは近く感じているのが分かって嬉しかったです。
近く感じるっとはいっても、正確にはちゃんとナルレイシアに何かがあったら、と、当たり前に心配していたからです。その当たり前のように心配している自身を、ガスカールはまだ認めたくないもようでした。
でも、それはあくまで「まだ」ですから、今後に期待してます!

ガスカールは良い傾向を垣間見れたのですが、問題はナルレイシアです!
彼女は全然全くといっていいほどガスカールを意識していません。
現在の状況は、
ガスカール⇒ナルレイシア
です。
まぁ、こういう関係がもどかしいです。でもどっちかっていうと、好きです。
でもじらし過ぎはいけないと思います。
そろそろじらし過ぎのラインは超えてきてると思いますよ前田さん!・・・っとか言ってみたり。

内容的には、緑の章の中では二人についての要素?(ガスカール⇒ナルレイシアですかね)は、一番あった気がします。
・ガスカールの無自覚(?)の嫉妬。
・ガスカールが当然のようにナルレイシアを心配する言葉をいうものの、すぐに心配していると言った言葉を言い直した。
・ナルレイシアのピンチをガスカールが救った。
・ガスカールがナルレイシアの髪をくしゃりと乱した。
・振り返らずとも、声だけでナルレイシアがガスカールの存在を認識した。(たいしたことではないのですが、私はその場面が嬉しかったです)

ちょっと美化した上げ方をしたのもありますが、だいたいこんな感じでした。

まだ次の章の色を決めていないそうなので、次巻が発売するのには少し時間がかかりそうです。
・・・もう早く続きが読みたいです(泣)
「空から雫、地からは花」のアンジェ様よりまたまた頂きました、天を支える者ssです。
どうしてこんなにナルレイシアの生き生きとした姿を書けるのか、と憧れます。





「そうだわ!皆でクリスマスパーティをしましょう!」

ファティ・リンシャは両の手のひらを合わせてにっこりと微笑んだ。

「「「は?」」」

たまたまお茶会をしていたナルレイシア、ガスカール、スカーの3人が口を開けたまま動かなくなってしまったのは無理もないことであろう。


―聖なる夜 やどりぎの下で―

そんなことがあったのはつい数日前のことだ。
ナルレイシアはツリーの飾りつけをしていた。ファティ・リンシャは楽しそうに料理の準備をしている。
ナルレイシアが『そんなことファティ・リンシャにさせられません!』と言った所。
『ナーシアが料理なんか一人でしたらいつキッチンが爆発するかわからないでしょう?』
と言われてしまっては(今のところそんな現象はまだ起きてないのだが)ナルレイシアの場合、否、と答えられない。
しょうがないのでツリーの飾りつけをしているのだ。(だってツリーなら爆発する心配はない。)
やどりぎで作ったリースをツリーに飾りながらナルレイシアはひっそりと涙をのんだ。
するとキッチンからファティ・リンシャの声が聞こえてきた。
「ナーシア、あなた、お酒は強い方かしら?」
「あ、はい。薬がなかなか効かない体質なので強いと思います。」
「そう。じゃあシャンパンはアルコール入りで良いわね。」
ファティ・リンシャは鼻歌を歌いながら料理を続けている。
「でも嬉しいわ。料理するのなんて、いつぶりかしら。カール達が怖がってさせてくれなかったから。」
ありがとうね。ナーシア。と少々複雑な気持ちになりながらナルレイシアは頷いた。
ファティ・リンシャのセリフに少し引っ掛かりを感じながら、ナルレイシアはツリーの飾りつけを終えた。


―†―†―


「「「「「かんぱーいっ!」」」」」

カン、とグラスをぶつけあい、シャンパンを一気に飲み干す。
パーティに参加したのはファティ・リンシャとナルレイシア、無理矢理参加させられたガスカールとスカルドード。楽しそう!と言って店を放ってきたランディータ。天を支える職務を背負い、忙しいはずなのに何故か居るネイスリーズとアマンシールだ。

ファティ・リンシャの作った料理はどれも香りがよく、美味しくて、ナルレイシアは自分が作らなくて良かったと心から思った。
そして最後のケーキまで辿り着いたとき、ファティ・リンシャとガスカール、ナルレイシア以外の人達はべろんべろんに酔っていた。あの酒がいかにも強そうなランディータでさえもだ。

『皆飲みすぎたのねぇ。』

ナルレイシアが暢気にケーキを食べていると、ガスカールが声をかけてきた。

「ナルレイシア。」
「はーい……。って『ナルレイシア』!?あんたが!?」
そう。いつも常に毎日喧嘩を売ってくるガスカールだ。彼はいつも彼女を呼ぶとき『山猿』や『疫病神』など全くありがたくないあだ名で呼ぶ。
それが今、『ナルレイシア』と……。奇跡だ。奇跡以外の何物でもない。
ナルレイシアは思わず涙ぐんだ。そんなナルレイシアの様子を知ってか知らずかガスカールは話を続ける。

「あのツリーにかかっているリースは、やどりぎか?」
「え、えぇ。そうよ。」
「そうか。」
そう言うとガスカールはナルレイシアをツリーの下まで連れていく。
ナルレイシアも手を引っ張られるまま、素直についていく。

そしてやどりぎで作ったリースの下でガスカールは止まった。
そして向かい合う。



ちゅっ。



軽い音がしてガスカールの唇がナルレイシアの唇と重なり、すぐに離れた。
触れるだけの、軽いキス。

「……………何で?」
ナルレイシアは大きな蜂蜜色の瞳を真ん丸にしてガスカールに問いかける。
何って、とガスカールは至極当然のように言った。



「ここは、やどりぎの下だろう?」


ナルレイシアはさらに大きく目を開き、そして微笑んだ。
「そうね。ここはやどりぎの下だったわ。」

やどりぎには一つ、有名な言い伝えがある。
やどりぎの下でなら、誰とでもキスしていいと言うものだ。
他愛ない言い伝え。だけど女の子なら一度は惹かれる言い伝えだ。

ナルレイシアとガスカールは微笑みあった。

そして2人同時に。



倒れた。




――†――

「うーっ頭痛い―――…」
ガンガン痛む頭をおさえながらナルレイシアは朝食の席についた。
見ると昨夜パーティをしていた者達全員が今のナルレイシアと同じ表情をしている。ファティ・リンシャを除いては。
つまり、眉間にシワを寄せ顔面蒼白。目は赤く、手は頭を支えるために額へ。
ちなみに症状は体のだるさ、吐き気、頭痛。

結論。
2日酔い、だ。

体を動かすのも億劫な人達は何とか作った粥を口に運ぶ。
そんな中、スカーが口を開いた。
「…………ヴィル・ダカール……もしかしてファティ・リンシャに料理を作らせましたか………?」
「……え?えぇ…ファティ・リンシャがどうしてもとおっしゃるので………。」
ここでガスカールのいかにも忌々しげな舌打ちが飛んだ。しかし。それさえも頭に響くのか、すぐに頭を抱えてしまった。
「………………後で台所に行ってみてください。」
見ればアマンシールもネイスリーズも頭を抱えたまま苦笑している。ナルレイシアはふらふらと台所に向かった。


唖然。


ひたすら、酒瓶の山、山、山。どうやら全て料理に使われたらしい。決して飲み物として出されたわけではなく。

全て。料理に………。

スカーの話によるとファティ・リンシャは料理に大量の酒を入れてしまうのが癖らしい。
それでいて普通は香るはずの酒の匂いを上手く隠す天才だと言う。
しかしこれほどの酒が入った料理を食べて誰も急性アルコール中毒にかからなかったのは一種の奇跡であろう。
そしてこのファティ・リンシャの癖の最も厄介な点は誰も昨夜の事を覚えていないことだ。
普段の自分では考えられないことをあっさりやってしまい、そして唯一、酒地獄料理に耐えきれるのはファティ・リンシャただ1人なため……そしてそれはある意味、ファティ・リンシャに弱味を握られたことを意味する。

『成る程………ガスカール達がファティ・リンシャに料理を作らせない理由がやっとわかったわ………。』

痛む頭で冷静に分析しているナルレイシアも、昨夜の事は何一つ覚えていない。
もちろん、ガスカールもだ。


こうしてナルレイシアとガスカールは、ファティ・リンシャに頭が上がらない要因が1つ増えたのであった………。


~FIN~
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